日野宿本陣 甲州街道45宿のうち現存する本陣は日野宿のほか、小原宿本陣(神奈川県相模湖町)、 下花咲宿本陣(山梨県大月市)の三箇所のみとなっている。 日本橋より39km、隣の府中宿とは8km、八王子宿とは7kmの距離である。 元々は日野本郷と呼ばれて、幕府大寒の直轄支配を受けた大村であったが、慶長10年(1605) 宿場に取り立てられた。 日野宿本陣は、嘉永2年(1849)1月18日の大火によって古くからの主屋は消失した。 現存する建物は、佐藤彦五郎俊正が10年に及ぶ歳月を費やして準備を進め、元治元年(1864) 12月から住み始めたものである。 日野宿本陣には佐藤彦五郎が近藤周助に師事して開いた「佐藤道場」があった。 ここでは後の新選組局長となる近藤勇や副長の土方歳三、沖田総司、井上源三郎たちが 激しい稽古に励んだ。