局中法度 ・士道に背くまじき事 ・局を脱するを許さず ・勝手に金策を致すべからず ・勝手に訴訟取り扱うべからず ・私の闘争を許さず 右条々相背き候者は切腹申し付くべく候也 陣中法度 ・役所を堅く守り、式法を乱すべからず。進退は組頭の下知に随うべき事 ・敵味方強弱の批評、一切停止の事  付 奇嬌妖怪不思議の説を申すべからず ・食物一切美味禁制の事 ・昼夜に限らず、急変これ有り候とも決して騒動致すべからず。心静かに身を堅め、下知を待つべき事 ・私の遺恨ありとも陣中に於て喧嘩口論つかまつりまじき事 ・出勢前に兵糧を食い、鎧一縮し、槍太刀の目釘心付くべき事 ・組頭討死に及び候時、その組衆その場に於て戦死を逐ぐべし。  もし臆病を構え、その虎口逃れ来る輩これ有るに於いは、斬罪微罪その品に随ってこれを申し渡すべく候。  かねて覚悟、未練の働きこれ無きよう相嗜むべき事 ・烈しき虎口に於て組頭の外、屍骸引き退く事なさず、始終その場を逃げず忠義を抽(ぬき)んずべき事 ・合戦勝利後、乱取り禁制なり。その御下知これ有るに於ては定式の如く御法を守るべき事 右の条々堅固に守るべし。その旨執達よて件の如し