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自分を捨てるな
◆自己の中の偉大な力
 目をつぶってみい。諸君の体には無数の細胞がある。心臓も肝臓も働いている。私の言葉を静かに聞いてごらんなさい。腸も胃袋も動いて開いたり窄(すぼ)んだりしている。そうして、その間々に呼吸し宇宙の生命力を吸い込んで、そして瞬時に血液を清浄にし、諸君に力の源泉である宇宙の偉大な力を残していってる。

 このことは、力仕事をする時によく分かる。十分吸い込んで「うんっ」 と気張った時にしか本当の力は出ないはずです。ただ酸素を吸入して炭酸ガスを吐き出す、西洋医学でいうだけのものでないことが分かる。宇宙の働き。その素晴らしい宇宙の分霊。しかも、ものを考える脳の力を諸君も持っている。  けがをした時はどうだろう。誰が治してくれる?医者か、薬か。そうではなく、自分の生命力である。それぞれの細胞が命のある限り働いている。素晴らしい自己である。



◆生きている間は死なない
  その素晴らしいものを素晴らしくしないのは、諸君の考え方の中にある。自分は宇宙のそういう一つの現われであるという自覚が本当に自分のものになったら、人のできることは自分にもできるということに通じるはずである。

 「俺は駄目なんだ」を言っちゃいけない。今日からそう思いなさい。必要ないものは、この宇宙には存在しない。私がよく言うでしょう。 「必要なくなったら、わしは死ぬ。必要の間は死にはせん」と。もちろん病気やけがをすることはあるが、でも死にはせん。生きている間は死なんという言葉で私は表現している。生きているという事実が諸君の存 在を必要としている。  それにどう応えるかどうかによって、人生というものは変わってくるのです。そういう自信を、これから毎日、寝る前でもいい、朝起きた時の、たとえ三分でもいい、考えてみようじゃないか。私の人生観が三度大きく変わったのは、そういうことをはっきりと認識したからです。宇宙 の実在の中に調和した自己というものを見出したから、私の人生観は大きく変わった。



◆自分を捨てるな
 よし、目を開けてよろしい。俺は駄目だとか能力がないとか、管長先生とは違うんだとか、そんなバカなことないぞ。どこが違うんだ。僕の細胞も君達の細胞も、天皇だって同じなんです。頭の働きだってそう。俗にいう魂の抜けた奴、これはもう別。しかしそうでない者の知能差は、そう極端なものがあるはずがない。自分で自分を捨てるのがいちばんいけないのです。(1967年8月全国指導者講習会)




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