少林寺拳法     少林寺拳法の修行の仕方(その2)
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少林寺拳法をどのように修行するか



その1では精神論的な面に重きを置きましたが、その2ではより実践的な点に触れてみます。

修行目的の確立
 少林寺拳法に限らず、人が何かをやろうとする時、まずはその目的を確立しなければなりません。入門の動機は人それぞれで違うのでしょうが、「何のために少林寺拳法を修行するのか」ということを正しく理解する必要があります。護身術としても有効な少林寺拳法を修行することで、心を修め、身を養い、円満な人格と不屈の勇気と金剛の肉体を獲得し、それによって得た自信をもとに、世のため人のために尽くすような人材を育成することに真の意味があるのです。

修行の順序
 少林寺拳法の技は多肢多様に亘っているので、技の修得には初歩から階段を登るように順序だてて学ぶことが必要で、一足飛びに高度の技を得ようとしてはいけません。ひとつひとつの段階における地道な努力なしには決して高度な技は修得できないのです。

◆基本を学ぶこと
 少林寺拳法には三法・二十五系・六百数十種の技があります。まずはその系列の基本を学び、それに熟達しなければなりません。基本形というものは先人が経験を集約して到達した妙技が形に表されたものであるので、先人の失敗を繰り返すことなく、それに熟達することで、一層速く妙境に達することができます。基本をマスターすれば、実戦においても自然に身体が動いてしまうものなのです。

理を知る
 少林寺拳法は系統だった組織と、科学的な原理に基づいて構成されている高度な技術です。これを単に技や手足の動作だけで理解しようとすると、到底その全貌を知ることはできません。 技とともにその理を学び、技法構成の理を知って修練すれば、上達が一段と早くなります。

◆数をかけること
 人より早く上達しようとするならば人の何倍かの努力と忍耐が必要です。人が十回やるならば自分は百回、人が百回ならば自分は千回という根性が上達の第一条件です。根気と努力が凡人を非凡にする唯一の道です。

◆修行を片寄りせぬこと
 少林寺拳法は剛柔一体であり、拳禅一如の法です。毎日の修行態度においても、技だけでなく精神面の修養にも心を用い、技術とともに人格の向上にも努力しなければなりません。 また剛・柔の一方に片寄って得手・不得手を作らないようにします。

◆体力に応じて修行すること
 個人の体力は年齢、性別、職業などによってかなり差があります。少林寺拳法は「養行」であるので、体力差を考えない苦行のような練習はしてはいけません。自分の体力に応じて技を楽しみ、術を演練しながら無理のない修行をすることによって、皆が道場に来るのが楽しみになるような雰囲気でなければなりません。

◆永続して行うこと
 少林寺拳法は休まぬよう続けて練習しないと、なかなか会得できません。特に初心者は挫折しないように心がけないと、せっかく始めた意義がなくなってしまいます。少林寺拳法は高度の技術と、広く深い内容を持つ道であるので、忍耐強く、細くてもいいから永続して修行するところに意義があります。



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