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◆守主攻従



少林寺拳法は受けから始まり、反攻に転ずる
 少林寺拳法は「守主攻従」という原則に貫かれている。それは心構えとしてだけでなく、すべての技の組み立てが「まず受けから始まり、完全な防御を行ったあと、反攻に転ずる」という形で構成されているということでもある。(注) 少林寺拳法は宗門の行として、心身の練磨と正義を守るための力の獲得を目標にしており、いたずらに「先」を求めて、敵を倒すことを目的とする性質のものではない。無法の圧力や暴力から身を守り、自己の安全を確保するための破邪顕正の拳であるのである。

 (注)実際には少林寺拳法には「仕掛け」と呼ばれる、我からの先に行う攻撃技がいつくかある。しかしこれとても、身を守るための修練として、想定され得る様々な攻撃に対処するために行うものであり、やはり攻撃はあくまでも「従」なのである。

まず不敗の態勢を確立せよ
 少林寺拳法ではまず不敗の態勢を確立して、後手必勝の機を捉えることを主眼とする。勝たなくてもよいが、絶対に負けないこと、これが大事なのである。先に手を出さず、相手の動きを見極められるという肚(はら)の練れていることが必勝につながるのである。
 もっとも守りが主といえども、その後に強烈な攻撃を伴うことにより、初めて守りも生きてくる。相手の攻撃を受けること。守ることが同時に強烈な反撃になるのであれば、さらに理想的なのである。守主攻従=守即攻、これが少林寺拳法である。

自信は自分で努力して育てるもの
 守りが主であるということは、相手のどのような攻撃に対しても対処できるということである。少林寺拳法を修行する者は、素手と素手なら、そして1対1ならば最低限自分の身は守れるということを目標としている。とはいうものの、これは一朝一夕になし得るものではなく、年月をかけた厳しい修行が必要である。しかしこの過程において培われる自信こそが、人生を強く正しく生き抜くための裏づけとなる。自信は自然に身につくものではなく、努力して自分の中に育てていくものなのである。
(参考:「少林寺拳法奥義」東京書店)

拳禅一如 / 力愛不二 / 守主攻従 / 不殺活人 / 剛柔一体 / 組手主体



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